外貨両替(企業編)

外貨両替手数料を最大で87%削減するお得な方法とは?

外貨両替手数料を安くしたい企業の社長、財務・経理担当者様へ。TTS(対顧客電信売り価格) や TTB(対顧客電信買い価格)の外国為替レートよりも有利になる両替方法をお伝えします。

外国為替証拠金取引 (以降、FXと表記)で外貨両替を行えば手数料は大幅に削減できます。

FXは一般的には「ハイリスク・ハイリターンの金融商品」として知られています。
FXを提供している一部の会社では、それだけではなく外貨両替(円→外貨、外貨→円)のサービスを提供しています。

銀行窓口での外貨両替で手数料として米ドルの両替の場合、1米ドルあたり1円の手数料を支払っている(TTS もしくは TTB)のが、FXを活用することにより 外貨両替に係る手数料は、最大で87%削減できます(取引金額、FX会社 外貨口座がどの金融機関にあるかで異なります)。

銀行の外貨両替とFXを用いた外貨両替を比較してみましょう。

先ずは海外からモノを輸入したり、サービスを受け(50,000$)、その代金を日本円から米ドルに両替して海外に送金することを考えてみます。

 

【円から米ドルに両替し、海外取引先に支払う場合。 仲値が1米ドル=100円の時=T.T.Sは101円の時。】

 

【銀行での外貨両替】

多くの銀行窓口ではご存知のように通常1円の手数料が必要です。仲値といって平日、月~金曜日の午前10時ごろに決まる1日の為替両替の基準となるレートと実勢レートが共に1ドル=100円とします。手数料は+1円(TTS 対顧客電信売り相場)ですので、円から米ドルに両替する際、1米ドル=101円となります。50,000$を調達するのに5,050,000円必要です。

 

【FXを用いた外貨両替】

FXを用いた外貨両替の場合、実勢レート1米ドル=100円で購入できますが、50,000$調達するのに5,000,000円必要です。
しかし、銀行での外貨両替の際は必要なかった貴社からFX会社への送金手数料が発生します。またFX会社で両替したドルを貴社の取引銀行の外貨預金口座に振込む際「受渡・送金手数料」(図の最下段グレーの部分)が必要となります。手数料合計はで約3,000円となります。5,000,000円(両替レートの金額)+3,000(手数料金額)=5,003,000円。

【取引金額】

銀行での両替で必要な円貨額(手数料込)    5,050,000円

FXを用いての両替で必要な円貨額(手数料込)  5,003,000円

差額                       47,000円
銀行を利用し50,000$に両替するごとに47,000円損をしています。

【手数料比較】

銀行での手数料                   50,000円

FX会社での両替に係る手数料            3,000円
銀行の手数料の94%オフ(87%を超えてしまいました・・・。87%とお伝えした理由は続きをお読みください。)

反対に海外へモノを輸出したり、サービスを提供し(50,000$)、代金を米ドルで受取り円に両替することを考えてみます。

 

【海外取引先から米ドルを受取り、円に両替する場合。 仲値が1米ドル=100円=T.T.Bは99円の時。】

 

 

【銀行での外貨両替】

多くの銀行窓口ではご存知のように通常1円の手数料が必要です。仲値といって平日、月~金曜日の午前10時ごろに決まる1日の為替両替の基準となるレートと実勢レートが共に1ドル=100円とします。手数料は-1円(TTB 対顧客電信買い相場)ですので、円から米ドルに両替する際、1米ドル=99円となります。50,000$を円に換えると4,950,000円となります。

 

【FXを用いた外貨両替】

FXを用いた外貨両替の場合、実勢レート1米ドル=100円で購入できますが、50,000$を円に換えると5,000,000円です。
しかし、銀行での外貨両替の際は必要なかった貴社からFX会社への送金手数料が発生します。(図の最下段グレーの部分)が必要となります。手数料合計はで約6,500円となります。5,000,000円(両替レートの金額)-6,500(手数料金額)=4,993,500円となります。

【取引金額】

銀行での受取った円貨額(手数料込)  4,950,000円

FXを用いて受取った円貨額(手数料込) 4,993,500円

差額                    43,500円
銀行で50,000ドルを両替するごとに43,500円受取り損なっています。

【手数料比較】

銀行での手数料              50,000円

FX会社での両替に係る手数料        6,500円
銀行の手数料の87%オフ

 

FX会社で外貨両替すれば、ずっとこのような形で外貨両替手数料が節約ができるのです。
ご自分の会社における外貨取引量で年間どの位、外貨両替手数料が節約できるか計算してみてください。

 

ところで、違法性はないの?

はい、よくご質問をいただきます。
FXは金融庁が管理・監督をしている金融商品です。
これを用いての外貨両替ですから違法性は全くありません。
金融庁が監督、認可をしている金融商品ですから、違法ではないことはご理解いただけるのではないでしょうか。

以下の事項が一つでも該当する法人様におすすめします。

・外貨両替手数料が高い、と考えている方
・自分の好きなタイミングで外貨両替が出来たらいいのに、と考えている方(月曜日の朝から、土曜日の朝までほぼ24時間両替可能です)
・為替ヘッジをどうしたら良いのかわからない方
・為替予約が機動的に出来たら・・・と考えている方
・事業において輸出・輸入共にあり「金額やタイミングが違う」状況でこれらのリスク管理に頭を悩ませている方
・外貨の両替については取引銀行が1行だけで、他と比べたことがない方
・目先、円高になるとお考えで早く米ドルを売りたいが、未だ商品代金の米ドルが着金していないので米ドルを売りたくても売れない場合
・目先、円安になるとお考えで早く米ドルを買いたいけど、現在は購入希望する米ドル相当額の日本円が用意できない場合

 

知識・情報はお金です。

 

FXを「投資」としてではなく、「外貨両替の手段」として使えることを知っているのは世の中のホンの一握りの人だけです。
それもそのはず、お金のプロである銀行員でもほとんどの行員は知りません(最近、FXで外貨両替ができること、が分かりはじめ、一部の銀行ではその対策を講じているようです、他の金融商品(投信など)を購入してくれたら外貨両替手数料を大幅に割り引きますよ、と言ってお客さまの引き止めをしているようです)。

ただ、貴方はこの情報を知ってしまいました。

この知識を活かして無駄な手数料を払うのを止めるか、今まで通り銀行で外貨両替を続けるのかは貴方の考え次第です。
間違いなく言えることは、今まで通り銀行だけで外貨両替を続けるならば、銀行にずっと高い手数料を払い続けるということになりますが。事業が続く限りずっとそうなさいますか?

FXは「投資」だけではなくて、外貨両替手数料を削減、更には為替変動に対するリスクを抑えることに利用できる金融商品なのです
(外貨両替機能だけではなく、輸出予約、輸入予約といった『為替予約』とほぼ同じ効果をあげる使い方もあります。これは別の機会にお伝えします)。

旨い話には裏があるのは世の常ですね。FXは素晴らしい金融商品ですがデメリットが1つだけあります。

 

それは「即日」外貨両替が出来ないということ、です。

 

実際に外貨両替をする際には上記、FXを用いての外貨両替 の図が示す通り、新たにFX会社を通しての資金移動が必要となります。ですから手続きをはじめて両替終了するまで最短でも4日間かかります。外国為替市場は土、日は開いていませんので手続きの日数に数えませんから余裕をみて、一週間としてください。その間、日本と当該国(米ドルの両替ならアメリカですね)の祝祭日が入る場合、更に日数が必要となりますので注意が必要です。急な資金需要には対応できないのです。

 

実際のお金の流れは次のようになります。

【円から米ドルに両替する場合】
<月曜日>
貴社の取引先銀行の円預金口座 ⇒ 為替レートの推移を見ながらFX会社の円口座へ両替金額相当円貨額
(その時点での為替レート×必要な外貨金額)に余裕を持ませて振込。
入金確認後、FX取引で両替レートを確定。

<火曜日>  -

<水曜日>
為替取引は取引日の2営業日後に決済するというルールにのっとり、円から米ドルへのお金のやりとりは本日となります。
FX会社の中にある自らの口座に米ドルを確認後、貴社の取引先銀行の外貨預金口座へ出金を依頼。

<木曜日>
貴社の取引先銀行の外貨預金口座に外貨が入金される⇒海外取引先へ送金(ここからは従来と同じ)。

・上記は送金がスムーズに行われた場合です。銀行のオペレーション次第で必ず上記の時間軸で両替が完了するという訳ではありません。
・外国為替取引は2営業日後に決済するというルールの関係上、水、木、金曜日に上記の外貨両替のオペレーションを開始すると必然的に土曜、日曜日をまたぐため、両替完了までの日数はその分だけ多く必要となります。
・米国もしくは日本の祭日が挟むとその分手続きは1日遅れます。

【米ドルから円に両替する場合】
<月曜日>
貴社の取引先銀行の米ドル預金口座 ⇒ FX会社の米ドル預金口座へ。入金確認後、FX取引で両替レートを確定。

<火曜日>  -

<水曜日> 
為替取引は取引日の2営業日後に決済するというルールにのっとり、米ドルから円へのお金のやりとりは本日となります。
FX会社の中にある自らの口座に円貨を確認後、貴社の取引先銀行の円預金口座へ出金を依頼。

<木曜日>  
貴社の取引先銀行の外貨預金口座に外貨が入金される⇒海外取引先へ送金(ここからは従来と同じ)。

・上記は送金がスムーズに行われた場合です。銀行のオペレーション次第で必ず上記の時間軸で両替が完了するという訳ではありません。
・外国為替取引は2営業日後に決済するというルールの関係上、水、木、金曜日に上記の外貨両替のオペレーションを開始すると必然的に土曜、日曜日をまたぐため、両替完了までの日数はその分だけ多く必要となります。
・米国もしくは日本の祭日が挟むとその分手続きは1日遅れます。

 

2017年4月現在、日本でFX取引を取り扱う会社は70社あまり。ただ全てのFXを取り扱う会社がこの外貨両替機能を持っているかというと、そうではありません。
外貨両替機能を有する会社はごく一部に限られています。10社もないのです。
それは取引システムが複雑になり、その開発費用が嵩むことから、FXを取り扱う会社の多くでは積極的に取り入れられていないのが現状です。
ですからFX会社に勤務している人でさえ、このことを知る人は多くありません。

 

私は貴社の外貨両替手数料の削減や為替変動リスクヘッジのお手伝いすることができます。それは約10年間インターバンク(銀行間取引)市場で揉まれ培ったノウハウが基礎となっています。その期間のほとんどはフォワードセクションと云う為替先物取引の部署で輸出予約、輸入予約と云った為替予約に携わる部署で外国為替取引と関わってきました。その後、この経験を活かしFXを組成し、普及に努めました。ですからそれぞれ微妙に異なるFX会社の商品を選ぶポイントを熟知しています。ですから貴社に最適なFX取扱会社をお伝えすることができます。ホールセール・リテールを合わせ、20年以上外国為替取引に携わっている私のノウハウを活用し、貴社の事業に係る外貨両替の手数料の節約、そして為替変動リスクのマネージメントにお役立ててみませんか。

 

 

【お客様の声】

< 特定非営利活動法人ジャパンハート 経理 K.M. 様 >

FXってお金儲けだけじゃなくて円からドルにする両替にも使えるって聞いた時はへぇーって思いました。会社にいてモニターを見ながら自分の好きなタイミングで両替できるのはほんと便利でありがたい。うちは毎月ミャンマーやカンボジアに米ドルを送金しています。ミャンマーなんかは数年前まではドルの銀行送金ができなくて何日か前に銀行に電話をして現金を用意してもらっていたけど、今はFXで両替をして銀行送金できるからラクで安全。会社から銀行へは歩いて行き、帰りは上司の許可を得て3万ドルの現金を持ってタクシーで帰ってきた当時が懐かしいです。

< 公益財団法人CIESF 理事 事務局長 T.Y. 様 >

円から米ドルへの両替手数料が安くなって感激しています。もっと早く教えてくれたら良かったのに小林さん(笑)。
FXって知らないから、なんだか怖いイメージがあったんですけど、投資として利益をねらうのではなくて外貨の両替に使えるとは目からウロコでした。
海外送金するには銀行からFX会社に円を送金、そこで米ドルに両替して、それを自分の取引銀行の米ドル口座へ送金してもらう。そしてFX会社から送ってもらった米ドルを海外へ送るから、ちょっと手間はかかるんですね。でもそれだけで外貨両替手数料が9割近く安くなるからありがたいです。その分、寄付金が有効に使えるということですから。
海外送金は毎月しないといけないので、ホント助かります。

[contact-form-7 id=”324″ title=”お問合せフォーム”]

最後になりましたが、自己紹介をさせていただきます。

私は旅行業 MALCOトラベル(第3種旅行業務 神奈川県知事登録旅行業第3-1058号)を営む

小林 誠と申します。横浜商工会議所 認定 アジア展開支援アドバイザー でもあります。

【小林 誠 プロフィール】

20年以上にわたる金融法人、一般法人、個人に対する外国為替取引業務の経験を生かし、
FX(外国為替証拠金取引 以下FX)を用い、外貨両替を必要とする法人に対し、銀行での手数料と比べると最大87%オフの手数料で外貨両替を行う方法や外国為替相場の変動リスクのマネージメント方法をアドバイスしている。

<略歴>

大学卒業後、銀行間外国為替取引の仲介を行うトウキョウフォレックス株式会社
(現トウキョウフォレックス上田ハーロー)入社 フォワードセクション※に配属。
当時最年少でTULLET & TOKYO FOREX フォワードセクション(香港支店)に出向。
帰国後、24時間顧客サービスを行う米ドル/円フォワード取引に対応するため、
フォワードセクションナイトデスクを創設、初代デスクヘッドに就任。

その後、アービトラージ(金利裁定取引)セクションにて部長代理。
退社後は数社のFXの商品化、立ち上げに携わる。
また、FXの啓蒙活動やテクニカル分析講座の講師を歴任(東京金融取引所でも講演経験有)。エグゼクティブコンサルタントとしてFX取引のコンサルティング業務を推進。

国内外で200名以上の外国為替ディーラーと一般法人や個人投資家合わせて1,000以上に対し、外国為替取引業務を行ってきた。その数は国内トップクラス。

 

その後、国際医療系NPOに入職、主に団体の資金調達を行う。また海外での活動のための外貨両替のコスト削減を提唱、ここに紹介した手法により毎年、年間約200万円の外貨両替手数料の節約を行った実績を持つ。
ミャンマー・カンボジア・ラオス専門の旅行業MALCOトラベルを設立、旅行業と外貨両替アドバイザー業務を行っている。

※フォワードセクション
(FX取引における「スワップ金利」を決定するための基になるレートを決めたり、3か月後、6か月後といった輸出予約や輸入予約といった為替予約と呼ばれる為替変動リスクヘッジに係る外国為替先物取引レートを決める部署のこと)

<メディア関連>
ラジオNIKKEIでのFX番組出演
日本経済新聞関連会社へのマーケットコメント提供など

お問合せ・お申込みより、ご連絡ください。

[contact-form-7 id=”324″ title=”お問合せフォーム”]

貴社の外貨両替コスト削減、そして為替変動リスクヘッジの一助を担えます事を楽しみにしております。

MALCOトラベル 代表 小林 誠